http://jp.techcrunch.com/archives/20120702google-nexus-7-review/
ローエンド機の200ドルという価格は、Androidユーザや小型のタブレットを求めていたユーザにとって、Kindle Fireの代替機としても十分に通用する。
Nexus 7はメモリの拡張ができず、ストレージは8GB(199ドル)と16GB (249)の2タイプだけだ。当然、ビデオコンテンツはデフォルトでストリーミングになる。ビデオ出力がないから、何もかもこの7インチの画面で見ることになる。画面は上々だし、ISPだから見る角度も比較的自由だが、しかし大量の光〜照明を反射する。1280×800はKindle Fireに比べると断然良いが。
本誌(テク系ブログ)の読者で7インチのAndroidタブレットが欲しい人なら、Nexus 7では物足りないだろう。なんの飾り気もないAndroid機で、おそらく今後のアップデートもなく、OSはこのハードウェア向けに最適化されていて、比較的安い。Kindle Fireよりは速いし、良いし、なめらかだが、タブレット固有のアプリがないことと、GoogleがGoogle Playを最前面で訴求していることを、念頭に置くべきだ。
タブレットとして見るか、電子書籍端末として見るか、いずれかによって、見え方がかなり変わってきそうですね。
前者としてみた場合、スペックには見るべきものの(クァドコアのNvidia Tegra 3)、メモリの拡張ができず、ストレージも既存のタブレットに比べ限定されているなど、この価格ではやむを得ないとはいえ、不完全燃焼的な印象を受けます。電子書籍端末として見た場合、魅力的なのは、この価格でこれだけのスペックの端末が入手できるということでしょう。ただ、Kindle Fireに対抗するためには、どれだけ魅力的なコンテンツを多数取り揃えられるかにかかっているように思われます。
手軽に入手しやすいタブレットとして大きくはじけるか、中途半端な製品としてタブレット市場の中で埋没してしまうか、ふたを開けてみないと何とも言えない微妙さを持った製品という印象を受けます。