小型化の勝利か AndroidタブレットがとうとうiPadを逆転へ

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またIDCは、昨年相次いで発売された小型タブレットの売れ行きが好調であることも指摘。2012年の第4四半期のタブレット販売台数における、画面サイズ8インチ以下のものが占める割合は、約半数にものぼるという。
小型タブレットの分野では「Nexus 7」などの大ヒット商品が登場。「Kindle Fire HD」も人気を博している。Androidタブレットはこの分野に安価で多様なラインナップを次々と投入。こうして小型タブレットに多数のメーカーが参入し消費者の心を捉えたことが、「iPad」の一人勝ちだったタブレット市場を大きく変えたといえるだろう。

従来型のiPadは、おそらくスティーブ・ジョブズの考え方が大きく反映されて、高性能で、使い勝手を考えて10インチサイズになっていますが、より小型のほうが持ち運びやすく使いやすい上(スティーブ・ジョブズは否定的であったと伝えられていますが、アップルも7インチサイズのipadミニを発売するに至っています)、androidタブレットのほうが低価格でいろいろな製品が選択でき、上記のような流れは必然的なものでしょうね。
マスコミは、アップルがandroid陣営に抜かれた、といった記事をよく書きますが、アップル1社で、他のいろいろなandroid陣営の会社に対抗することがそもそも無理であり、アップルは、数ではなく質を重視し、高性能、高機能な製品を作って世に問う、車の世界で言えばポルシェのように、今後も存在すべきでしょう。数で対抗しようとすることは、質を犠牲にしてしまう恐れがあり危険なことではあります。その意味では、iPadミニが好調に売れていることは、大きな流れの中では躓きの石になる可能性があり、噂されているiPhoneの廉価バージョンにも危険なものがあると思います。