話題の「小型タブレット」活用法

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デジモノ業界で活況のジャンルといえば、画面サイズが7インチ前後の「小型タブレット」だ。アップルの『iPad mini』は発売直後から好評だし、Android陣営からもグーグルの『Nexus 7』をはじめ、注目の7インチモデルが続々登場している。

iPad、iPadmini、Nexus7、KindlFire等々、続々と、魅力的なタブレットが出て、どれにしようかと迷っている人が多いですね。選択について聞かれることも多いので、ちょっとコメントしておきます。
選択にあたっては、

1 回線付きにするか、大きさはどうするか
2 iOSにするか、Androidにするか
3 どういった機能、性能を重視するか

という、3つの視点で見ると良いのではないかと思います。
1については、wifiで使うモデルでもよいと割り切るかどうか(回線付きのほうが場所を選ばずすぐに使えて便利ではありますが出費が増えます、wifiモデルでも最近はテザリングできるスマートフォンが多く出先でつなぐのにも苦労しません)、10インチタイプ(iPadなど)か一回り小さい7インチタイプ(iPadmini7やNexus7など)にするか、を決める必要があります。大きさについては、外出先、移動中で使うことが多ければ7インチタイプが使い回しやすく(5インチちょっととスマートフォンを少し大きくしたGalaxyNote2のようなものもあります)、便利でしょう。iPadminiは、7インチタイプで薄くて軽く大好評になっています。
2については、PCで言えばWindowsにするかMacOSにするか、という、オペレーションソフトの選択の問題です。アップルが出しているiOSは、使いやすく使えるアプリも豊富ですが、Androidに比べて機種は少なく、選択の余地は狭まります。逆に、Androidでは、開かれたOSであるためいろいろなメーカーが様々な端末を作っていて、選択の余地は広くなります。なお、iOSは、アップルの管理が厳しくウイルス被害が少ないのに対し、Androidでは、そこが緩いため、ウイルス被害等のセキュリティ上の問題が起きやすい、というのが現状です。気になってウイルス対策もできそうにない、という人は無難にiOSにしておくと良いでしょう。
3が最も難しいのですが、性能(スペック)については、予算との兼ね合いも見ながら、できるだけ最新の、ハイスペックのものを選択しておいたほうが、長く使えるということは言えるでしょう。この世界は日進月歩で、新製品もすぐに陳腐化しがちです。タブレットの素早い動きを支えるのはCPU(心臓部のようなもの)ですが、現在は、4つのプロセッサを使うクアッドコアが徐々に主流になりつつあります。従来のデュアルコア(プロセッサが2つ)よりも、性能がよく動作が速い、とされていますが、端末により差はあります。性能面でベストなのは、やはり、iPadではないかと思います。私も使っていますが(最新の第4世代)、動作が速く、画面が素晴らしくきれいで、満足感は高いです。
この点、特異なのがKindleFireで、Amazonのコンテンツを楽しむことに特化したタブレットで、そういう使い方をしたい、という人には向いています。基本的にはAndroidタブレットなので、Androidのアプリも使えることにはなっていますが、制約はあり、Androidタブレットをフルに楽しみたい、という人には向いていません。Amazonが、タブレットで儲けようとせずそれで買ってもらうコンテンツで儲けようとしているため、タブレットの価格が低く抑えられているのも魅力です。
こうした視点で、できるだけ実際に製品も触って試してみながら、徐々に、自分に合った1台を絞り込むべきでしょう。