アポロ13号「奇跡の生還」助けたチェックリスト、3000万円で落札

http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/science-technology/2843387/8147978?utm_source=afpbb&utm_medium=topics&utm_campaign=txt_topics

この「月面モジュールシステム稼働チェックリスト(Lunar Module Systems Activation Checklist)」には、アポロ13号のジェームズ・ラベル(James Lovell)船長の手書きの計算式などが残されている。
ラベル船長ら3人が乗ったアポロ13号は、月に向かう途中で爆発事故を起こし、酸素と水が不足し温度も低下する中で奇跡的に地球への生還を果たした。米航空宇宙局(NASA)との交信記録でラベル船長は、「私の計算で地球に帰還できるかチェックしてほしい」と管制局に伝えている。

記事にある画像の、几帳面に書かれた手書きの計算式を見ていると、科学の最先端を走っていたアポロ計画が、予想外に大きく失敗し、人命喪失という最悪の結果に終わろうとしていた時に、最悪の結果を回避させたものは何だったか、ということが、よくわかりますね。
危機的な状況の下で必要なのは、やはり、その人の持つ「人間力」であるということを、しみじみと感じます。3000万円という落札価格は、その意味では決して高いものではない(私は買えませんが)でしょう。