発生1カ月、鎮魂の祈り=死者・不明2万7621人―東日本大震災、復興険しく

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110411-00000038-jij-soci

津波で甚大な被害を受けた福島第1原発放射能漏れ事故が起き、危機的状況が続く。死者・行方不明者は2万7621人で、さらに増える見通し。避難者数は依然15万人を超える。
被害の全容は把握できず、復興の道のりも険しい。

3月11日よりも前に見えていた光景と、その後に見えている光景が、一変してしまったということを、しみじみと感じます。私自身には、今のところ被害は生じていませんが、3月11日よりも前に戻れたら、と感じることがあります。被災した人々やその関係者の方々は、そういった思いを強く抱いていることでしょう。気持ちが十分察せられます。
やるべきことは山積していますが、優先順位をつけ、優先度の高いところから、資金やマンパワーを投入する必要があり、今、最優先で取り組むべきなのは、住む場所や収入を失った人々に家や生活資金を確保すること、原発問題を収束へと向かわせること、行方不明者を発見しつつ荒廃した被災地を着実に整備して行くことではないかと思います。
混乱し浮足立ったままでは、この難局を乗り切ることは困難であり、政府も、組織も、また個人も、今、自らがどういう状態に置かれ何をなすべきかということを明確にして、冷静に、成果が出るような活動を確実に積み重ねて行く、精神論に振り回され過度な自粛で経済基盤を掘り崩すようなことはしない、ということが必要でしょう。