人類史上初の携帯電話は38年前に生まれた

http://gigazine.net/news/20110408_the_first_mobile_phone/

現在、82歳となったマーティン・クーパーは「私はその日、電話で会話をしながら街を歩きました。その光景を見ていたニューヨーカーたちは皆ぼうぜんとしていたのを覚えています。なにしろ1973年にはコードレスの電話機すらありませんでしたから。この時の実験で、ニューヨークのラジオパーソナリティと話をしながら道路を横断したことは、多分私が今までの人生で経験した最も危険なことの1つです」と語っています。
1973年の4月3日に行われた実験の様子。この時のクーパーは、モトローラの通信システム部門のゼネラルマネージャーでした。

私が司法修習を終え社会に出て働くようになったのは平成元年(1989年)ですが、その当時に、まだ、ごくわずかな人しか持っていなかった携帯電話は、細長い弁当箱のような、気軽に「携帯」できると言うのがはばかられるようなものでした。それでも、たまに持っている人がいると、つい羨望の目で見てしまったものでした。記憶では、その当時、毎月の基本料金が3万円、預託金が10万円ほどしたはずで、今の衛星携帯電話のような感じのものであったと思います。
今や、老人から子供まで、気軽に手軽に携帯電話を持つようになりましたが、技術の進歩が、いかに人間の生活を便利にするものであるかということを、しみじみと感じさせられます。