日本海海戦かく勝てり

日本海海戦 かく勝てり

日本海海戦 かく勝てり

平成16年に出た本で、出た当時に買ったものの、きっちりと読んでいなかったので、

海戦からみた日露戦争 (角川oneテーマ21)

海戦からみた日露戦争 (角川oneテーマ21)

を読んだ勢いで、こちらも読んでおきました。対談に参加している戸高氏が「海戦からみた」のほうを執筆しているので、内容が連動していて、双方を読むことで、より理解が深まった気がしました。
どういった物事にもそういう面がありますが、日本海海戦も、大勝利をおさめたことで、様々なエピソードが美化されて語られ、真相から遠くなってしまった点が少なくないことが、こういった本を読むとよくわかります。実際は、成功と失敗の狭間で悩み苦しんだ、そのプロセスから学ぶ必要があるということを、改めてしみじみと感じました。
来年の末には、NHKドラマ「坂の上の雲」で、日本海海戦が描かれることになりますが、どういった描き方になるのか、今から楽しみです。それだけに、1年待つのは長いですね。