破綻相次ぐ航空業界 日航再建 外部要因へ強さ必要

http://www.tokyo-np.co.jp/article/economics/news/CK2010012102000061.html

日航が確実に再建を果たすためには、支援機構の再生計画に盛り込まれた人員削減や燃費の悪いジャンボ機の廃止などで外部要因に左右されない“筋肉質”の会社に生まれ変わることが不可欠となる。

昨日は、今週初めから続いていた裁判員裁判で忙しくて読めていなかった新聞等を読みながら整理していましたが、JALの内実があまりにもひどいことに、改めて今後への危惧が強く感じられました。倒産して借金を数千億単位で踏み倒すわけですから、一時的に楽になるのは当然ですが、様々な圧力等にさらされる中、放漫経営で赤字を垂れ流すような状態が根本的に改善されなければ、貴重な多額のお金がどぶに捨てられるように消えて行くだけ、ということになりかねないでしょう。
どういう航空会社として再生するか、ということを、これから3年くらいで考えるなどという悠長な話になっているようですが、まず、その点を明確にして、可能でなければ清算、というくらいの厳しい姿勢で臨んで行かないと、放蕩息子が遊び歩いて家にあるお金をどんどん持ち出すような、救いのない状況になりかねず極めて危険です。