死亡女性の携帯『どうしていいか…投棄』 押尾容疑者MDMA事件

http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2009120602000054.html

捜査関係者によると、押尾容疑者は八月二日午後、田中さんの容体が急変したため、元マネジャーと友人ら四人を六本木ヒルズに呼んだ。田中さんが死亡し、救急隊が到着した午後九時半ごろ、元マネジャーは、田中さんの携帯電話を持って「会社に行ってくる」と言い残して外出し、ヒルズのエントランス近くの植え込みに捨てた疑いが持たれている。押尾容疑者と友人も立ち去った。
元マネジャーは証拠隠滅の意図は否定しているが、同課は、田中さんの携帯電話から押尾容疑者と田中さんの関係が明らかになることを恐れたのではないかとみて調べる。

検察庁の特捜部、特別刑事部がよくやる手法ですが、事件について、側面から手伝ったり周辺で事情をよく知る立場の者を、証拠隠滅容疑で逮捕、勾留し、証拠をがっちり固めるために徹底的に利用して、処分は不起訴(起訴猶予)ということは時々ありますね。もちろん、犯行態様が悪質であれば不起訴では済まないということもあり得ます。
上記の記事にある「ヒルズのエントランス近くの植え込み」は、私も時々その前を通り、この事件が発覚した後に、立ち止まっても見てみましたが、何かを隠したり捨てたりするには、いかにも不向きな場所で、よほど慌てていたのではないか、という印象を受けました。
捜査当局としては、元マネージャーという、担当するタレントについて様々なことをよく知り得る立場の者を徹底的に調べて全容解明につなげたい、という目的があるのでしょう。