http://www9.nhk.or.jp/sakanoue/
6日夜が2回目でしたが、今のところ、原作をうまく映像化しているな、という印象を受けています。ドラマとしての作りが丁寧で、かなりのお金と時間をかけていることがうかがわれます。
今後、徐々に「戦争」が描かれて行くことになり、生前の司馬遼太郎がこの作品の映像化を承認しなかったのは、好戦的、戦争賛美になることを恐れていたからとも言われていたようで、その恐れがないわけではありませんが、今のところ、そういう方向には進まないように、慎重に練られているという印象も受けています。
秋山兄弟が、学びたいことを学べる、今の日本のような状況にいれば、軍人という道を歩まなかった可能性があるでしょう。秋山兄弟なくして日露戦争を戦い抜けたのか、ということを考えると、戦いの勝敗が、人智ではどうしようもない運、巡り合わせ等に左右されるものであるということを、改めて強く感じるものがあります。