オバマ大統領、広島、長崎訪問に意欲 米国内反応見極め時期決断か

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091114-00000505-san-int

オバマ大統領が核問題に関心を持ったのは大学時代にさかのぼる。コロンビア大在学中の1983年、大学の雑誌に学内の反核反戦運動を取材したもようを執筆。それから26年たち、オバマ大統領は4月のチェコプラハ演説で「核兵器を使った世界で唯一の核大国」として、「米国は核廃絶に向け行動する道義的責任がある」と語っている。
オバマ大統領はこの日の会見で、「核のない世界というビジョンは長期的な目標だ。われわれが生きている間には達成できないかもしれない。しかし核不拡散体制を強化していかなければならない」と述べた。
また、記者から「広島、長崎に原爆を投下した選択は正しかったと考えるか」との質問も受けたが、大統領は回答しなかった。

私が、歴代のアメリカ大統領の中で、傑出して優れていると考えているのは、リンカーン大統領ですが、オバマ大統領は、リンカーンに匹敵する偉大な大統領になる可能性を秘めていると、改めて感じさせるものがありますね。
従来のアメリカ大統領であれば、原爆投下の正当性について質問されれば正当であったと即座に答えたはずですが、その点について聞かれ回答しなかった、というところにも、オバマ大統領が何を考え何を目指しているかをうかがわせるものがあります。
核廃絶への道は遠く、険しいものがありますが、広島で生まれ育ち、核兵器の惨禍を見聞きして育ってきた私としては、オバマ大統領の理念、理想を支持し、遠く険しい道であっても共に歩みたい、という気持ちを強く持ちます。