米国出張、河村市長「エコノミーでええ」 市長室と対立

http://www.asahi.com/politics/update/0803/NGY200908030024.html

市条例では、他の指定市にならい、局長級以上はビジネスクラス、副市長、市長ら特別職はファーストクラスが利用可能。愛知県でも知事はファーストクラス利用が認められている。
3日の定例会見で河村市長は「一つの(政治姿勢の)シンボルとしてエコノミークラスで行くつもりです」と主張。市長室側も、正規の航空券で比較した出張の全行程の航空運賃はビジネスクラスが100万円なのに対し、エコノミーは46万円との試算を公表した後、「健康面を考えても、ぜひ、ビジネスでお願いしたい」と呼びかけた。

公務員の出張は、それで利益が生み出されるわけではなく、ファーストでもビジネスでもエコノミーでも、目的地に着くために要する時間は変わらないので、そうである以上、最安値のエコノミーに乗るのが原則、とすべきでしょうね。ファーストは論外、ビジネスは、閣僚等の認証官のみ利用可、としておけば、ほとんどの公務員の出張はエコノミー利用となって、出張旅費が随分と節減されるはずです。エコノミーでは健康面で不安が出る程度の貧弱な健康状態では、公務員として課された職責を果たせるかどうかも疑問でしょう。
不景気で、ハローワークに求職者があふれているような現状下、ファーストだのビジネスだのと言っているような感覚こそが、親方日の丸の堕落した公務員感覚、という気がします。
ちなみに、海外へ出張する際に、ファーストやビジネスで依頼者に余計な負担をかけて出張する偉い弁護士もいるようですが、私のようなしがない弁護士が海外出張する際は、リーズナブルにエコノミーです。