視聴率崩壊、大幅改変も失敗......TBSはもう「何をやってもダメ」なのか

http://www.cyzo.com/2009/06/post_2223.html

「改編は、完全に失敗でしょうね。元々うまくいっていたところを動かすと、たいていダメになるので、あまりどこもやりたがらないんですが。特に高い年齢ほどそうですが、視聴者は、この曜日のこの時間はこのチャンネルという、視聴習慣というのが結構あるんですよ。それを、無視したような移動ですからね。フレンドパークが何曜日になったかきちんと言える人、少ないと思いますよ。移動してもそのまま視聴者がついてくると思ってしまった感じはありますね」

この辺を読んで思ったのは、TBSの「世界遺産」で、以前は、かなりの期間、日曜日の午後11時から放映されていて、私はよく観ていたのですが、数年前から日曜日の午後6時からになり、その時間帯は外出していたり、その週の仕事の準備をしていたりして、日曜日の午後11時からゆったりとした気分で観るという習慣が完全に崩れてしまいました。録画すれば良いのかもしれませんが、慌ただしさの中、時間帯変更前よりはあまり観なくなっているのは事実です。私も、既に「高齢者」の仲間入りをしているのかもしれません。
それはともかく、インターネットが活用され、様々な媒体により様々なコンテンツが提供される状況の中では、テレビだけが高視聴率を独占するということがなかなか難しくなっているということは、疑いようのない現実でしょう。
テレビでなければ、テレビがあるからこそ、と視聴者が感じ、他にも様々な媒体がある中でテレビを選択する、という方向へ誘導できるような、戦略的かつ魅力あるコンテンツ作りということを強烈に意識しないと、TBSに限らず、業界全体が次第に地盤沈下して行くのではないかという気がします。