過酷極める中小企業社長業…三沢光晴さん急死

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090615-00000016-ykf-spo

社長業の心労も重なった。1999年にジャイアント馬場さんの死去による内部抗争に伴い、全日本を脱退した三沢さんが2000年7月に旗揚げしたノア。資本金1000万円で従業員は30人という企業だ。

今年3月、日本テレビがノアの地上波中継を打ち切った。現在はCS放送の「日テレG+」と「サムライ」が中継しているが、「放映権料が年間1億5000万円とも2億円ともいわれた地上波に比べると、CS放送のそれは微々たるものでケタ違い。三沢社長は大幅な収入減に頭を抱え、体調が悪いとも漏らしていた」(プロレス関係者)といわれる。

広島中央署の調べによると、死因は頭部を強打したことによる「頸髄(けいずい)離断」と判明。事故直後に心肺停止状態に陥り、蘇生処置のかいなく、帰らぬ人となった。満身創痍ながら看板レスラーとして“強行出場”してきたことや会社経営の心労が命を縮めた可能性もある。

私も、こういう仕事をしていると、人の死因というものをいろいろと見たり聞いたりする機会がありますが、「頸髄離断」というのを聞くのは初めてですね。よほどの強い力が、一気にかかったのではないかと思われ、お気の毒です。その背景にある、記事にあるような心労というものを思うと、ますますお気の毒ですね。従業員30人程度の企業で、従来あった固定収入が激減すると、給与や各種経費の支払で、かなり厳しい状況にあったことが容易に推測されます。
この種の格闘技の危険性を含め、考えさせられるものが多い事故であったと思います。三沢さんのご冥福をお祈りします。