小室哲哉氏 詐欺容疑で逮捕へ 著作権譲渡と5億円

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081104-00000005-maip-soci

小室プロデューサーは06年8月7日、日本音楽著作権協会に自分名義で登録している全楽曲806曲の著作権を10億円で譲渡する内容の仮契約を男性と結んだ。その後「離婚した妻が著作権使用料を差し押さえているので、解除のために先に5億円を支払ってほしい」と要請。男性は同月29日までに計5億円を振り込んだ。
ところが、仮契約段階で、著作権は楽曲を管理する音楽出版社に既に譲渡されており小室プロデューサーに権利がなかったことが判明。しかし返金に応じなかったため、男性は今年2月、逸失利益を含め6億円の損害賠償を求めて提訴した。プロデューサー側が全額を支払うことで和解が成立したが、期限の9月末までに支払われず、男性側は地検に刑事告訴した。

「仮契約段階で、著作権は楽曲を管理する音楽出版社に既に譲渡されており小室プロデューサーに権利がなかったことが判明。」というのが、詐欺として立件され被疑者の逮捕にまで至ろうとしているポイントのようですね。
真相は今後の捜査で解明してもらうしかありませんが、小室氏がかなり経済的に追い込まれていたのは事実のようで(そうでなければこのようなトラブル自体が起きないでしょう)、かつての栄光の日々を知る者としては、その転落を目の当たりにして複雑な気持ちを抱かざるをえません。
人生、調子が良い時ばかりではなく、物事がうまく運んでいるように感じられるときこそ、今後の下り坂というものを想定し備えておかなければならない、ということでしょう。しかし、それは口で言うのは簡単でも実際はなかなか難しいことではあります。