理事長部屋…まさか 露鵬・白露山から大麻反応

http://www.asahi.com/national/update/0902/TKY200809020359.html

相撲協会は、元若ノ鵬容疑者の逮捕の後、外国出身力士に師匠や理事らが事情聴取。「関係ない」と口をそろえた本人たちの言葉を信じていた。それを公に証明するのがこの検査だったが、皮肉にも角界に潜む疑惑を逆にあぶり出した。

抜き打ちの尿検査とは、なかなか思い切ったことをしたものですが、この結果は、「角界の薬物汚染」という印象を、強く与えるものになることは間違いないでしょうね。
使用している部屋の捜索では大麻等が発見されなかったようですが、尿検査の結果から見て、少なくとも、大麻が身体に入るような環境に身を置いていた、ということは言えるでしょう。通常の生活では、そういう環境に身を置く、ということはないはずで、「使用していない」と弁解しても、疑惑は疑惑として残ってしまう可能性は高いように思います。
相撲と言えば国技、国技と言えば高い倫理観を持つ人々が携わっている、という、一種の「幻想」にとらわれがちですが、そういった立派な人々もいる一方で、そうではない人々も確実に存在している、という、考えてみれば当たり前の事実を、我々は目の当たりにしているだけということも言えるようにも思います。