退陣表明「無責任極まりない」 経済界、評価一変の様相

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2008090190232702.html

福田首相の政府、与党に対する指導力や政策構想力の欠如に、自民党寄りの立場をとっていた経済界の一部でも「一度政権を交代しなければ、改革は進まない」(大手企業首脳)との声が広がっていた。
福田首相は、総合経済対策を打ち出したばかり。年末に向けて、道路特定財源一般財源化や消費者庁設置問題など国会審議を乗り越えなければならない問題が山積していた。

テレビをつけたまま仕事をしていたところ、午後9時30分から福田首相の緊急会見があるということが言われ始め、もしや、と思っていたところ、案の定、会見開始直前に、退陣表明ということがわかって、ああ、やっぱりなと思いました。
内閣改造をやったばかりで、一体、何のための、何を考えた上での内閣改造だったのかとあきれる思いがします。権力の座にしがみつくのもどうかと思いますが、何もかもやりっ放しで、あとはどうにでもしてくれ、という状態で投げ出してしまうほど、首相という地位は軽いものなのか、という気もします。
景気後退、物価上昇等々、日本を取り巻く諸事情は次第に悪化していて、政治の迷走は、悪化にさらに拍車をかけそうな、悪い予感がします。