<朝鮮総連事件>緒方元長官が無罪を主張 東京地裁

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080514-00000121-mai-soci

元長官側も冒頭陳述を行い、総連との交渉にかかわった動機について「幼少期に旧満州から帰国した経験から人道的な同情心が芽生えた」と説明。

これを読み上げたのが私ですが、1時間でおさめるよう、事前に裁判所から指示されていたので、数日前、六本木ヒルズ内のアカデミーヒルズで部屋を借り、用意していた冒頭陳述を法廷でのペースで試しに読み上げてみたところ(かなり孤独感を感じる作業でした)、1時間48分かかり、全体をそのまま読んだのでは、とても1時間ではおさまらないことがわかりました。それで、全体の流れを考えつつ、冒頭陳述の前に行う被告人、弁護人の認否を引用する箇所を考えたり、記載内容の一部を、より短いフレーズに置き換えたりする作業を前日の夜に行い、「朗読用」の原稿に基づいて、順次、読み上げて行きましたが、徐々に時間がおしてきて、最後の15分ほどは、法廷の時計をちらちらと見上げつつ、予定以外の部分も一部端折ったりして、何とか1時間ほどで終了できました。
検察官は、3名で分担して冒頭陳述を読み上げていて、本来はこちらも分担して読み上げたかったのですが、こういった事情があったため、やむをえず主任弁護人である私が一通り読んだ、ということでした。
30代の頃までは、この程度では何ら疲労感を感じませんでしたが、年をとったのか、公判終了後は、どっと疲労感を感じました。
法廷の様子は、MSN産経のインターネットニュースが、かなり詳しく紹介しているので、興味ある方はご覧ください。