若者の海外旅行離れ「深刻」 「お金ないから」に「休み取れない」

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080430-00000004-jct-soci

20〜29歳の海外旅行者数は1996年の463万人から、2006年には298万人にまで減少。10年間で35%近い「激減」で、若者の「海外離れ」が深刻になっているのである。

「彼らにとって海外旅行が魅力的でなくなってきているというのは原因のひとつとして考えられます。あとは、景気や雇用の問題ですね。非正規雇用の若者が増えてきているという事情もあり、お金がない、休みが取れない、となってくると当然余暇に使うお金が少なくなってくるのでしょう」
と説明するのは、日本旅行業協会の広報担当者だ。

こういった傾向については、このニュースで初めて知りましたが、確かに、以前に比べ、周囲の若者から、海外へ行った、とか、行きたい、といった話を聞く機会が減ったような気はします。
お金がない、休みが取れない、といった原因だけでなく、インターネットや各種ゲームの普及などの中で、手軽に楽しく遊べるほうへと若者が流れて行っている、という面もあるのではないかと思います。また、日本人の、特に若年層の知的好奇心、といったものが低下し、海外へ行って様々な体験をし知識を得たい、といった欲求が徐々に薄れてきているのかもしれない、という印象も受けます。
単に、享楽的に遊ぶだけなら、わざわざ海外へ行く必要もありませんが、外国の歴史や文化に触れ、自分自身や日本の姿を見つめなおす、ということは、やはり有益でしょう。