「冤罪と呼べない」 鹿児島選挙違反で法相

http://www.chunichi.co.jp/s/article/2008021301000324.html

鳩山法相は訓示の中で、富山県氷見市の強姦冤罪事件と比較する形で「氷見事件の方は人違いなので、冤罪ということでしょう。志布志事件(選挙違反事件)は冤罪と呼ぶべきではないと、私は考えています」と述べた。
その上で選挙違反事件の捜査について「あのようなことが起きたことは誠に残念。二度とああいう形にならないよう、努力しなければならない」と再発防止を訴えた。

この種の問題で、「冤罪」とは何かと定義付け、冤罪にあたるとかあたらないとか言って何になるのか、ということでしょうね。でたらめな捜査で起訴すべきではない事件を起訴し、無罪判決を受け、国民の不信を招いた、という点では、何の変わりもなく、それを、法務大臣が会同の訓示で上記のように述べても、納得も共感も得られないと思います。
くだらない人物のくだらない発言、という印象を受けるだけです。

追記:

町村長官が鳩山法相の「冤罪でない」発言に苦言
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080214-00000912-san-soci

「冤罪の議論をすることよりも、『適正な捜査をすべきだ』と強調すべきだった」と苦言を呈した。

本当に、町村長官が言っているとおりだと思います。こういう人物を、法務大臣という重職につけておいて大丈夫なのかと不安になります。