埼玉・朝霞の一等地 米軍基地跡利用 地元住民頭越し タワー官舎構想

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2007122290135029.html

建設予定地は東武東上線朝霞駅から徒歩五分ほどで、周辺に市役所や図書館、スーパーなどがある一等地。完成すれば市内一の高さを誇り、眼下に広大な緑地公園を見下ろす。

物価も上がり、税金も上がり、その上、このような快適な環境の中で巨大な「タワー官舎」ができ、格安の家賃で住む「お役人様とその家族」から、毎日、見下されて、ではなく、見下ろされて生活する、ということになれば、近隣住民としては心穏やかではないでしょう。
私の場合、11年余りの公務員生活の中でこのような恵まれた公務員宿舎に住んだことはなく、狭くて小汚い、お世辞にも住みたいとは言えないような宿舎ばかりでした。ただ、家賃は安く、その点は助かっていた記憶があります。
民間でも、社宅は廃止される傾向にあり、公務員についても、国等が多大な費用をかけ宿舎を建設、維持する必要性は、大きく見直される必要があると思います。そういった多大な費用を縮減し、その一部を、公務員が自宅を賃借する際の手当を厚くするなどの予算にまわせば、歳出削減につながり、公務員が民間の賃貸マンションなどに住むことで、需要喚起にもつながります。「公務員は官舎に住むもの」という「常識」を、一度、白紙に戻して考え直してみる時に来ているように思います。