大阪府知事に講演料883万円 補助金交付先代表ら出席

http://www.asahi.com/politics/update/1107/OSK200711070066.html

同会は大阪府内の中小企業の経営者ら約30人が03年に設立。製造業者や建設業者、設計業者などで、府の公共事業の入札参加資格を持つ業者は10社あった。補助金を交付された学校法人の理事長も会員に含まれていた。
太田知事が出席していた会合は、03年4月〜今年9月にかけて11回。大阪市内のホテルで開かれる飲食会で、太田知事は毎回、府政の課題について30分程度講演し、その後1時間半ほど会員の席を回って情報交換をしていたという。毎回、夕方から始まり、アルコールも出たとされる。
講演料は、03年、04年は1回70万円、05年、06年は1回100万円、07年は1回50万円が同会の収入からその場で支払われていた。あらかじめ差し引かれた所得税を含めると総額は約980万円になるという。

この手法に何も問題がない、で済むなら、大阪府知事に賄賂を送りたい人は、適当に集まって、適当な名称を付けた会を作り、講演という名目をつけ、呼んでどうでも良い話をさせ(口では「勉強になった」などとお追従を言い)、「講演料」という名目で数十万円から100万円くらい渡せば、あっという間に1000万円くらいの賄賂は渡せて便利でしょう。一種の、賄賂のマネーロンダリングのようなものかもしれません。
当然、何も問題がない、で済む話ではなく(そもそも講演料として高額で講演の対価以外の思惑を感じさせるものがあります、平たく言えば「賄賂性」のような)、大阪府知事も、あまり頭は良くない女のようですが(そういう女の話に、ここまで高額の講演料を支払う、というのがそもそも怪しげでもあります)、塀の内側に落ちない前に、こういった愚かな行為はやめたほうが良いと思います。