赤ちゃんポスト:障害児預けたが、思い直し引き取る

http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20070912k0000m040154000c.html

男児は体に重い障害があり、両親は治療による経済的負担や子の行く末を案じ途方に暮れていた。「一緒に死のうとも思ったが(ポストに)預ければ助けてもらえるのでは」と思い、8月上旬に預けたという。
しかし、両親はその後、病院側とメールでやり取りし、やはり子どもを見捨てることはできないと思い直して、約10日後に引き取っていた。

このケースのように、終局的に預けるには至らなくても、最悪の選択を回避し、考慮期間を確保するための、一種の「安全弁」として、赤ちゃんポスト(この名前はどうにかならないか、と以前から思っていますが)を積極的に位置づけることもできるように思います。
理想論や建前を振りかざすことは簡単ですが、世の中には、弱い人、思い悩む人、犠牲になりかねない小さな命が確実に存在する以上、そういった人々を救済する手段を捨ててしまうべきではない、と思います。