田中麗奈「広島の悲しみを共有できた」

http://www.nikkansports.com/entertainment/cinema/f-et-tp1-20070711-225547.html

原爆をテーマにした映画「夕凪の街 桜の国」の公開を前に、主演の田中麗奈(27)が11日、舞台となった広島市を訪れ「以前はこの国に戦争が起きたことになかなか実感がわかなかったが、撮影を通して広島の悲しみを少しでも共有できたと思う」と作品を振り返った。

先日、この映画の予告編を映画館で目にしましたが、前防衛大臣の「しょうがない」発言の直後ということもあり、是非、観てみたいという気持ちを強く持ちました。
原爆投下が、本当に「しょうがない」ことだったかどうかということは、私の中で重くのしかかっているような面があり、感情面で否定するだけでなく、きちんと歴史を勉強し、歴史上の事実を踏まえた上で、きちんと否定したい、という気持ちがあって、今まで以上に歴史を学ぶ意欲が湧いて来つつあります。
子供の頃、母の実家へ行くと、仏間に、被爆の影響で早くに亡くなった祖父の遺影がかけてあったことが思い出されます。まだ若い妻(私の祖母ですが、祖母もかなり前に既に亡くなりました)や幼い子供を残し、死に臨んで心残りだったものと思います。戦陣に散り戦火に倒れた人々は無数にいたわけですが、そういった甚大な被害を「しょうがない」で済ませてしまっては、歴史に何も学んでいない、ということにしかならないでしょう。