http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070524-00000022-mai-soci
大多数の警察官は、真面目に職務を遂行していますが、ごく少数ながら、こういった「黒い」者、黒とまでは断定できないものの「灰色」の者がいるものです。
私の経験でも、警察で取り調べを受けている被疑者のところへ、担当者ではない別の警察官が突然やってきて、特定の暴力団員の名前をあげ、その者について供述しないように、と口止めした、という話を聞いたことがありました。また、民事トラブルに警察官を名乗って介入し圧力をかけた、という事例も耳にしたことがあります。こういったことを、単なる善意とか好意でやっているとは到底思えず、裏で相応の金銭が動いていることは間違いないでしょう。日頃から継続的に金銭の供与や各種接待等を受け、特定の人や組織に「飼われている」警察官、というものも、ごく少数ではありますが、いるものです。そのすべてが、上記のような事件になるものではなく、警察内部で発覚し、懲戒処分や依願退職といった形で処理されることもあります。
日本の警察は、外国の警察と比べ、比較的腐敗していないほうだとは思いますが、やはり、腐敗と無縁ではあり得ず、組織内部においても腐敗との闘いは今後も続くということでしょう。
