米の人権団体がヤフー提訴 活動家逮捕で中国政府に加担

http://www.asahi.com/international/update/0419/JJT200704190006.html

活動家はネット配信記事で、中国民主化の必要性を主張。ヤフーが当局に提出した利用記録から身元が特定され、逮捕後の2005年、国家転覆を扇動した罪で10年の禁固刑を言い渡された。

ヤフーは「中国で事業をする以上、現地法に従う必要があり、従わなければ現地従業員が罰せられる」と反論した。

http://d.hatena.ne.jp/yjochi/20060513#1147492172
http://d.hatena.ne.jp/yjochi/20050911#1126371394

でコメントしたことがありますが、今なお、問題が尾を引いているようです。米ヤフーも、なかなか厳しい状況が続きますね。
思い出したのは、

http://d.hatena.ne.jp/yjochi/20041118#1100769891

でも触れた、

合法的な手続で制定された法律であっても、その内容が正義に合致しないものであれば、それに不正という刻印を押し、それと戦う勇気を持たねばならない。

というラートブルフの言葉です。ただ、口で言うのは簡単ですが(ラートブルフが口舌の徒であったはずもありませんが)、実際に実行するのは、なかなか難しいものだと思います。
現実の社会の中で生きて行くことは、理想や夢、希望などを少しずつ失って行くことでもありますが、ただ単に流されて行くだけで良いのか、ということは、時々、思い出し考えてみるべきでしょう。