検事キムタクと弁護士幸四郎が火花散らす「HERO」

http://www.sanspo.com/geino/top/gt200709/gt2007090619.html

久利生と、松本幸四郎演じる大物弁護士・蒲生が火花を散らす場面が、感動的だ。元検事でもある蒲生は、久利生に「検事は出世のために被害者を追い込む冤罪(えんざい)事件が多いね」とたたみ掛ける。久利生は「出世なんか考えない。加害者に罪の重さと被害者の悲しみを気づかせるのが僕の信念だ」と答え、寝食を忘れて証拠捜しに奔走する姿が熱い。

この映画のリーガルアドバイザーでありながら、まだ観ていなかったので、公開初日の本日、観てきました。脚本をチェックする中でストーリーは一通り知っているわけですが、演出の段階でいろいろとアレンジされた部分も多く、また、笑えるところ、考えさせられるところなど、見せ場もいろいろとあって、かなり楽しめました。
法律家の端くれとしては、やはり、粘り強く事件に取り組み、証拠を精査し、面倒がらずに現場へも行って、何事も自分の目で見て確認することの重要性を改めて強く感じました。