雫石事故機の一部、35年ぶり発見 全日空、安全教育に

http://www.sankei.co.jp/news/061017/sha011.htm

全日空によると、今年7月、教育施設開設の準備のため雫石町を訪れた担当者が「現場近くにまだ機体の一部がある」との情報を入手。8月に捜索したところ、墜落現場跡にある「慰霊の森」から数百メートル離れた急斜面に埋まっていた。

東京都大田区内の社員研修施設の一部を改装して新たに安全教育のための施設を造り、41年の東京湾事故(133人死亡)、松山沖事故(50人死亡)の事故機の一部や、ヒューマンエラーなど事故のメカニズムに関する資料や映像とともに外板やシートなどを展示する。

雫石事故については、本ブログでもコメントしたことがあります。


http://d.hatena.ne.jp/yjochi/20040730#p15
http://d.hatena.ne.jp/yjochi/20050730#1122719072

日航も、ジャンボ機墜落事故の資料を保管、展示して安全教育に役立てるに至っていますが、こういった「歴史、失敗に学ぶ」ということは、貴重かつ有益なことだと思います。
「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」と言いますが(楽天の野村監督の言葉だったと思います)、敗北、失敗には、必ず原因があり、先人の敗北、失敗に徹底的に学ぶことが、同様の原因による敗北、失敗の防止、回避に役立つことは明らかです。

追記:

上記の言葉ですが、元々は、「甲子夜話」で有名な松浦静山によるもののようです。