ブログで「取材源の秘匿」認めるか 米国で議論

http://www.sankei.co.jp/news/060916/kok009.htm

収監されたのはフリー・ジャーナリスト、ジョシュ・ウォルフ氏(24)。同氏は、英国で先進国首脳会議(サミット)が開催されていた昨年7月、米サンフランシスコで起きた、反資本主義団体らによるデモが警察当局との衝突に発展したもようをビデオに撮影し、インターネット上で公開した。
検察当局は、この衝突に関する捜査の一環として編集前のビデオの提出を求め、連邦大陪審から召喚状が出された。同氏は、ジャーナリストには取材源の秘匿が認められるべきだと主張し拒否。このため、同氏は今月1日に保釈されるまで約1カ月間、カリフォルニア州内の刑務所に収監された。

取材した事実を、ブログという媒体で広く世に伝えようとする以上、それも一種の報道であり、取材の自由や表現の自由がが認められるべきでしょう。その点について、ブログだから、という理由で保障の内容や程度が制約される、というのは、逆におかしいと思います。
この問題を、取材源が「職業上の秘密」かどうかで切ろうとすると、ブロガーが職業かどうか、という話になってしまいますが、それ自体で収入を得ていなくても、職業と密接に関係している場合もあり、切り分けが難しくなってくるという面もあると思います。
この点は、今後、日本でも問題になってくる可能性があるでしょう。