http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20060903it01.htm
「預かり金」は各課の庶務担当者が、料亭や飲食店から白紙の請求書をもらい、架空の会議や交流会の経費として請求して作っていた。「全く架空の会議もあれば、人数や金額を大幅に水増しして請求するケースもあった」という。
決裁がおり、県から代金が店側に支払われると、その金が「預かり金」に化け、職員らが次回、その店で飲食した際、この金で精算していた。また、事務用品店や印刷会社にプールされた「預かり金」も、同様に白紙の納品書や領収書をもらい架空請求するか、直接、現金を戻させ飲食代に充てることもあったという。
公務員が、裏金作りを行う場合の、典型的な手法ですね。数年前に発覚した外務省の不正経理事件の際も、都内の某高級ホテル(赤坂のほうにある)が、こういった裏金作りに加担して甘い汁を吸っていたことが明らかにされたのを記憶しています。プール金を管理していれば、そこから業者に金が落ちますから、業者にも、「共犯」になることに大きなメリットがあるものです。
岐阜県の裏金作りの実態を解明すれば、日本におけるこの種の裏金作りの数々の手法が明らかになり、一冊の「裏金百科事典」ができてしまうかもしれません。
こういった問題が、岐阜県だけの特異な事例であったとは、とても思えないですね。