ロッキード事件の端緒、ニクソン献金の調査だった

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20060723it01.htm?from=top

関係者の証言などによると、SECは当初、ニクソン元大統領(74年辞任)陣営に対する米企業の不正献金を疑い、75年はじめ、米企業の海外口座を一斉に調査した。この結果、不正献金は見つからなかったが、ロ社が海外口座に巨額の秘密資金を隠し、海外で航空機を売り込むためのわいろなどに充てていたことを突き止めた。
調査を引き継いだ米上院多国籍企業小委員会は、ロ社の不正工作は日本のほか、イタリア、オランダ、サウジアラビアインドネシアなどで行われていたことを把握。
このうち日本では、丸紅の指示で、全日空がロ社の新型ジェット機「トライスター」を導入する見返りとして、田中元首相に多額の現金が渡った事実が浮かび上がった。

上院の多国籍企業小委員会による調査が発端だった、と言われてきましたが、その前にSECの調査があった、というのは意外です。
田中元首相追い落としのための陰謀だった、という人もいますが、上記のような経緯ということであれば、陰謀説は、ますます分が悪くなりそうです。