「日本は先制攻撃しない」 敵基地攻撃論議で小泉首相

http://www.sankei.co.jp/news/060718/sei007.htm

小泉首相北朝鮮のミサイル発射を機に国内で「敵基地攻撃」に関する論議が高まっていることに関連、「われわれは専守防衛だ。他国を先制攻撃する意図は全くもってない」と述べ、北朝鮮を先制攻撃する考えはないと強調した。ただ、「日本を攻撃しても抵抗しないであろうという誤った見方をさせないよう独自の抑止力維持をはかることは必要だ」と述べ、自衛隊の装備向上を図る考えを示した。

戦略・戦術上、また、法理論上、相手国による攻撃が確実に予想される状況下での先制攻撃が許されるとしても、日本国憲法の精神や、戦前から戦後、現在に至るまでの日本の歴史に照らすと、やはり、先制攻撃に打って出る、ということには慎重であるべきでしょう。
自衛隊の装備向上だけでなく、むしろ、どこの国であっても、日本を武力で攻撃することを差し控えざるを得ないような国際環境を強力に樹立しておくことが必要ではないかと思います。