法廷の空調

法服の話と、関連するコメントを読んでいて思い出しましたが、日本でも、どちらかというと南のほうで、夏になると、法廷はかなり暑いことがあり、法服を着ていると辛いかもしれません。
法廷というのは、どこでも、窓がない(少なくとも、外部に直接接した窓がない)構造になっているのが普通で、それでなくても暑苦しいところにもっていって、6月中は、「冷房期間ではない」などと杓子定規なことを言い、冷房を入れてくれない、ということが平気で行われます(これは、検察庁も同様です)。
また、午後5時になると、「執務時間が終わった」と言って、仕事をしている人がいても、勝手に冷房を止めてしまう、ということも平気で行われます(これも、検察庁でも同様です)。
東京高裁・地裁とか、最高裁、といったところでは、上記のようなことはあまりないかもしれませんが、地方の裁判所では、結構、杓子定規な取り扱いが行われがちなので、そういう状況下で、裁判員が法服を着る、ということになると、暑苦しくて耐え難い、ということが起きる可能性はあるでしょう。
ただ、これは、法廷を常に快適な状態に保てばよいことなので、それほど本質的な問題ではありません。
こうして、このエントリーを書きながら、暑い中、汗をかきながら、何時間も立ちっぱなしで、証人尋問をしていたころのことが思い出されました。