三木谷オーナーにお薦めの一冊

私は広島カープのファンですが、カープが初優勝するまで、ファンはカープを見捨てず、応援を続けました。あまりにも球団にお金がないので(何度も倒産の危機に直面した)、広島市民球場の前に大きな樽を置いて、ファンがなけなしのお金をそこに投げ込んで、選手への給料もそこから払われたので、選手がもらった給料がしわくちゃのお札とか小銭ばかりだった、という話も聞いたことがあります。
また、カープが強くなるにあたっては、下記の本にも出てくる、木庭スカウトなどの裏方の、地道な努力も貢献しています。

スカウト

三木谷オーナーは、上記のような広島ファンとは比較にならないほどお金持ちで優秀な方ですが、かつての弱小球団時代のカープにとっては、上記のような、裕福ではなく(むしろ貧乏)優秀でも何でもないが情があるファンというのは、ありがたい存在だったのではないかと思います。
お忙しいとは思いますが、三木谷オーナーには、上記の本でも読んで、ファンを大切にし選手を生かす、長い目で見た球団経営というものを考えていただきたいと思います。