祈りに包まれるバチカン サンピエトロ広場に7万人

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050402-00000038-kyodo-int

ヨハネ・パウロ2世は、以前、暗殺未遂事件に遭遇したことがあります。

「暗殺未遂、背後に共産圏」ローマ法王が新著で示唆
http://news.goo.ne.jp/news/yomiuri/kokusai/20050223/20050223i512-yol.html

この事件、ブルガリアの情報機関が背後にいて、さらにその背後では旧ソ連KGBが関与していたのではないか、とも言われているようです。
以前、何かで読みましたが、暗殺未遂事件後、ローマ法王は、実行犯と面会して許しを与え(それ自体がすごいことだと思いますが)、その面会後、実行犯が、「ローマ法王は偉大な人だ、彼はすべてを知っていた。」と語っていたということでした。おそらく、バチカンや自らの情報源を駆使して、暗殺未遂事件の背後関係を解明していたのではないかと推測します。

「法王のために祈りをささげようと思い来た」。真っ赤な目で、正面のサンピエトロ寺院を見つめ、肩を寄せ合う夫婦。人々が手に持つろうそくの炎が、あちこちで揺れる。「法王は自分自身にとっても、とても大事な人です」。祈りをささげる人々は口をそろえた。夜が更けても広場に向かう人波は絶えず、石畳の上で両ひざをつき、目を閉じて祈り続ける人の姿も。

上記の共同通信のニュースで、祈りを捧げる人々について、このように紹介されていますが、全世界に、こういったカトリック信者が数億人はいますから、バチカンや、「地上における神の代理人」であるローマ法王の影響力には、絶大なものがあることを改めて強く感じます。
なかなか厳しいものがあるとは思いますが、人々の祈りが通じてほしいものです。