金元死刑囚面会 韓国国民冷ややか テロリストの認識強く

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090311-00000010-maip-kr

ある韓国政府関係者は「やはり115人の命を奪った犯罪者であることも関心の低さの要因だ」と指摘。「日本のマスコミが大騒ぎしているのがかえって不思議だ」と話す。

日本国民としても、金元死刑囚が犯した罪の重さは理解しつつも、日本人の拉致被害者の生還へとつながる情報が取れれば、という気持ちが強く、それがこういった「大騒ぎ」になっているように思いますが、その辺が、韓国とはかなり温度差があるということなのでしょう。
北朝鮮が裏で糸を引いていたとされる事件としては、金元死刑囚が関与した大韓航空機爆破事件(1987年)のほか、在日韓国人により、日本の警察から盗まれたけん銃が使用され朴大統領の暗殺が図られて、同大統領の夫人が死亡した暗殺未遂事件(1974年)や、爆弾の爆発により韓国閣僚らが死傷したラングーン事件(1983年)などが、私の印象に残っています。どれも古い事件ですが、今回の拉致被害者家族と金元死刑囚の面会に見られるように、古い事件だから歴史の彼方へ行ってしまって、もう関係ない、というわけには行かないのがこの種の公安事件で、過去の事件に学ぶことが、現在の事件を解く手がかりになることがあって、それだけに、過去の事件について勉強しておくということが不可欠になる面があります。