http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20041219k0000m040082000c.html
沈寿官氏は、司馬遼太郎の「故郷忘じ難く候」で取りあげられています。
沈家は、16世紀末の豊臣秀吉の朝鮮出兵で鹿児島に連行された陶工の子孫。沈さんは幼いころ、祖先のことで言われなき差別を受けることも多かった。
上記の作品の中で、小学校か中学校の入学式の日に、沈寿官氏が学校でいじめられて帰宅すると、先代の沈寿官氏が、そのことを予想して、門の前かどこかで、ずっと待っていた、という一節があり、この一族の長い苦難の歴史が強く感じられた記憶があります。