はてなが登録情報に住所記入を義務づけ、ユーザーに混乱が

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041104-00000038-zdn_ep-sci

これらの批判を受けて、3日の「はてなダイアリー日記」には、「はてなへの住所登録の背景について」とした経緯が公表されている。
 その内容は、ユーザー増加に伴い、他人の権利を侵害するような内容の日記が散見されるようになったとのこと。さらに10月から公開した「はてなフィトライフ」上で掲載画像にテレビ局などから「著作権の侵害だ」という問い合わせが寄せられているのが実情という。

インターネット上で、こういったサービスを提供する以上、上記のような事態は、避けては通れません。
「おまえたちは、違法行為の共犯だろう」といった苦情とか非難は、四方八方から受けます。だからといって、即、「共犯」になるわけではありません。
今、「はてな」が行うべきことは、不要な個人情報の収集ではなく、以下のような措置を講じることでしょう(叩くだけではかわいそうなので、私のブログなど見ていないと思いますが、アドバイスしておきます)。
1 利用規約の整備及び利用開始時の利用者による承認
 利用者に対する禁止事項を、利用規約上で網羅的に明示し、利用規約違反に対しては、「はてな」が利用停止やコンテンツの削除措置を講じる権限を持つことを明確にするとともに、利用者をして利用規約遵守を約束させる
2 権利侵害申告に対する対応態勢の整備
 権利侵害申告があった場合に、申告内容が不十分であれば補充させるとともに、内容的に十分な申告については、速やかに対応する態勢を構築し、速やかに対応する(利用規約に照らし、必要に応じてコンテンツ削除や利用停止等の措置も講じる)
3 サイト内に、利用規約違反、権利侵害行為といったことを行わないための参考ページを作り、利用者の便宜を図る
このような措置を真面目に講じておけば、違法行為は、ゼロにはならないとしても、「横行する」といったほどにはならないはずですし、私見では、法的責任が生じることはないと思っています。