UFJ・三菱東京の信託統合交渉、中止仮処分取り消し

http://www.asahi.com/business/update/0811/070.html

理由として、UFJと住友信託との間で締結された基本合意書の独占交渉義務を定めた条項について法的拘束力を認めたものの、「信頼関係はすでに破壊され、協議の継続は不可能」と判断した。

確かに、法的拘束力を認めるにしても、交渉の前提には、相互の信頼関係というか、交渉妥結へ向けた意思が必要ですから、それが欠けてしまえば、交渉継続を「強制」するだけの拘束力を認めても、無意味ということになります。そうなってしまえば、後始末は損害賠償で解決すべき、ということになるでしょう。