クローズアップ2005:マイケル被告無罪評決 弁護団、陪審を巧みに誘導

http://www.mainichi-msn.co.jp/geinou/jiken/news/20050615ddm003040067000c.html

「無罪」の背景が分析されており、なかなか参考になります。

裁判員制度導入で日本の裁判も法廷での供述・証言の重要度が増しそうだ。土本武司白鴎大法科大学院教授(刑事法)は「一般市民は感情や印象で答えを出す危うさがつきまとう。日本の裁判が裁判員制度で揺らがないか、懸念もある」と話す。

現行の刑事裁判で、ほぼ完全に封じ込められた形になっている被告人、弁護人としては、起死回生のチャンスと言えるでしょう。
刑事裁判官、検察官から見れば、上記のような、単なる「危うさ」にしかすぎませんが。
現行の刑事裁判を、裁判員制度を引き金にして、どこまで「揺さぶって」変革できるかが、弁護士の課題と言えると思います。

子どもへの不審な「声かけ」禁止条例案 奈良県が提出へ

http://www.asahi.com/national/update/0615/OSK200506150051.html

禁止されるのは、保護監督者が近くにいない13歳未満の子どもに対する(1)惑わしたり、うそをついたりする行為、(2)言いがかり、ひわいな発言、体をつかんだりつきまとったりする行為のほか、(3)13歳未満の子どものポルノ映像や画像の所持、保管。

なぜか「良寛」を思い出しました。良寛は、子供と戯れたり、鬼ごっこをしたりするのが好きだったということですが、現代に生き奈良県に住んでいたら、鬼ごっこをしているところを「つきまとい」の現行犯として逮捕されたりしたかもしれません。
子供に対して、気軽に声をかけたら急に泣かれてしまい、そこを通った警察官に現認されて、「言いがかりをつけたな!」等と決めつけられて現行犯逮捕されたりとか、いろいろと恐ろしい光景が思い浮かびます。
こういった条例を成立させようとしている背景(凶悪事件の発生など)は理解できますが、実効性(30万円までの罰金までしか科せない)も含め、疑問を感じます。

「天の声」からOB調整へ 橋梁談合、公団が手綱

http://www.asahi.com/national/update/0616/TKY200506150348.html

ここまで報道されるということは、検察庁の捜査も、相当進展しているということでしょう。

日本道路公団広報・サービス室は「具体的な内容がわからず、コメントを差し控えたい」としている。

ここまで具体的に明らかになっているのに、何がわからないんでしょうね?
本音は、「具体的な内容はわかっているが、いままで散々ごまかし、とぼけてきたので、どうコメントしてよいかわからない。」のでは?
「サービス」室とありますが、自らの組織内部や関係者の中の、違法・不当分子へのサービス提供が仕事なんでしょうか。

ネットの有害情報規制論が浮上、問われる企業姿勢

http://www.nikkei.co.jp/news/sangyo/20050616AT1D1509K15062005.html

何度か読み返したのですが、「問われる企業姿勢」という表題と、記事の内容が結びつかないですね。
「あとはプロバイダー(接続業者)やポータル(玄関)サイト運営会社などの自主判断に任されている。」とありますが、自主判断を強化して、どんどん削除してしまえ、そこで企業姿勢が問われているんだ、と日経は言いたいんでしょうか?電気通信事業法等の法令による制約や、利用規約によりプロバイダ等の裁量にも限界がある、といった事情をきちんと踏まえた上で、「問われる企業姿勢」などと言っているのか、非常に疑問です。
国家ができない検閲や広範な表現規制を、プロバイダ等に代行させようという論調は、非常に危険だと思います。ナチスヒトラーのの台頭を許したかつてのドイツ国民の過ちにも通じるものを感じます。

インターネット実名制めぐり再度論議沸騰

http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2005/06/15/20050615000077.html

韓国での状況が紹介されています。日本同様か、それ以上に議論が沸騰しているようです。

参与連帯や進歩ネットワークセンターなどは「サイバーテロを加えるのは一部のネティズンであるにもかかわらず、これを全体に拡大し、実名制を強制するのは許されない」との立場。
これとは反対に「不便であったとしても、成熟したインターネット文化を創出するためには仕方ない」(ネイバー、ハンドルネーム「gkfn96」)という賛成意見も少なくない。

この問題は、いろいろな切り口が可能ですが、一つの見方として、我々がどういった社会を望むのか、ということがあると思います。
一つは、自由が原則で、言いたいことが言えて、やりたいことが自由にでき、そういった自由の中に、匿名による発言も含まれている社会でしょう。もちろん、何をやっても良いわけではなく、事柄の性質に応じて一定の制約はかかってきますが、自由が尊重されますから、制約はあくまで例外的、限定的です。
もう一つは、平穏とか安全といったことが重視され、そのためには自由が制約されるのは当然、という社会です。基本的に不自由な社会と言い換えても良いでしょう。街を歩けばあちらこちらに防犯カメラ、車で走ればNシステムで捕捉、発言する場合は匿名は許されない、知らない子供には声をかけてもいけない、自らの主張を知ってもらうために集合住宅の敷地に足を踏み入れただけで逮捕、起訴される、といったことが常態化すれば、確かにいろいろな違法・不当行為は起きにくくなるでしょうし、平穏、安全な社会は実現できそうです。しかし、社会の活気は失われ、崩壊したソ連・東欧諸国のような、閉鎖的で、相互が常に監視しあっているような暗い社会になりそうです。
上記の社会は、一種のモデルであり、現実には、いろいろなバリエーションがあり得ると思いますが、一つの見方として、こういったものもあるのではないかと思います。

NTTドコモ関西、無届けで基地局工事 古墳を壊す

http://www.asahi.com/national/update/0616/OSK200506160028.html

工事現場に、こういった古墳があることがわかれば、工事を中断し必要な措置を検討するのが常識でしょう。そういった常識的な行動すら取れないところに、金儲けのためならコンプライアンス文化財保護も踏みにじるNTTドコモの企業体質が出ていると強く感じました。

ドコモコンサート
http://www.roppongihills.com/jp/events/i8cj8i0000014mh6.html

古墳は調査もせず平気で壊す一方で、こういった見た目がきれいで客の受けが良さそうな文化事業にはお金をかけてるんですね。>ドコモ

http://www.nttdocomo.co.jp/corporate/social/
http://www.nttdocomo.co.jp/corporate/social/list/index.html

会社として、いろいろなことをやっているようですが、「文化財の保護」も活動の中に加えてはいかがでしょうか。

東武線踏切事故、鍵握る社員が次々入院…捜査進まず

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050616-00000206-yom-soci

捜査1課では現在、事故現場の踏切の危険性について、同社上層部がどの程度把握していたかについて解明を進めているが、同課幹部は「事故の過失責任の全容を解明するため、協力してもらわなければならない社員が、相次いで入院し、捜査に支障が出ている」と話している。

捜査による心労もあったとは思いますが、重要人物3名が相次いで入院、というのは、「出来過ぎ」でしょうね。病院へ逃げ込んでいる可能性が高いと、捜査機関はにらんでいることでしょう。
現段階では、あくまで「任意」ですから、病院へ逃げ込もうが、出頭を拒否しようが、自由ですが、そういった対応をとることの「先にあるもの」「そうなってしまった場合の取り返しのつかなさ」についても、今からよく考えて検討しておいたほうがよいのではないかと思います。

いつになったら再開?エキサイトブログ

http://imak.exblog.jp/

いつもエキサイトをご利用いただき、誠にありがとうございます。
サービス停止時間を本日17時までと予定しておりましたが、作業に時間を要しており、
停止時間を延長させていただきます。
ご迷惑をおかけしてたいへん申しわけありません。

万全の状態でのサービス再開のため、みなさまのご理解をよろしくお願いいたします。

現時点で、上記のような表示が出るだけで再開していません。
相当長時間を要していますが、「万全の状態でのサービス再開」に、それほど時間がかかるものなのでしょうか?
あまりにもサービス停止期間が長いと、サービス自体への信頼低下にもつながりかねないでしょう。

追記:

午後11時を過ぎましたが、まだ再開の兆しすら見えないですね。相当深刻な状態なのかもしれません。

「歴代海軍大将全覧」(中公新書ラクレ)

歴代海軍大将全覧

深く考えずに買って、少しずつ読み、先ほど、読み終わりましたが、なかなかおもしろい内容でした。
海軍史に詳しい学者や評論家が、個々の海軍大将について、歯に衣着せぬコメントを繰り広げており、人物評にも、かなりおもしろいものがありました。
こういった分野に興味がある方には、お薦めできる1冊です。