プリペイド式携帯を禁止へ 自民が法案提出方針

http://flash24.kyodo.co.jp/?MID=RANDOM&PG=STORY&NGID=main&NWID=2004101901003824

ついに廃止ですか。プリペイド携帯が悪用されたら携帯自体を廃止、P2Pソフトが悪用されたら開発者を起訴、インターネットオークションが悪用されたら運営者を悪者扱い、検索エンジンでアダルトサイトがヒットしたらサイト運営者をつるし上げ、などなど、日本における動きには、一定の傾向があるように感じます。
こうやって、コップの中で互いにつぶしあって消耗を重ね、気づいたら、世界の趨勢から取り残された魅力のない国になっているんでしょう。

特別待遇や謝礼一切辞退…ノーベル田中さん

http://www.zakzak.co.jp/top/2004_10/t2004101922.html

講演を依頼した大韓化学会(李淳甫会長)は、ノーベル賞受賞者という実績に配慮して最高級ホテルを準備。しかし、田中さんは固辞し、学会関係者の泊まるホテルと一緒にしてほしいと求めた。学会側はホテルを変更し、食事も一般食堂で取るようにした。
 大韓化学会によると、ノーベル賞受賞者に講演を依頼した場合、1000万ウオン(約100万円)から3000万ウオン(約300万円)程度の謝礼を要求されるのが通例という。だが、田中さんは往復の交通費や宿泊費負担以外には一切要求せず、その代わりに講演内容に関係のないマスコミのインタビューなどを受けないことを求めてきたという

なかなか、できないことです。偉いと思います。奥村弁護士のブログで紹介されていた、的外れなアドバイスで金だけふんだくる「元検事正」のヤメ検と比べるのも失礼(もちろん、田中氏に対して)でしょう。

http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20041020AT1G1902K19102004.html

西武鉄道株、堤氏が8月に売却打診 複数企業の幹部へ

http://www.asahi.com/national/update/1020/005.html

西武鉄道は当時、「大株主の上位10人と役員の持ち株比率が80%超で1年経過すると上場廃止」という東証の基準に抵触していたが、いずれの首脳に対しても、そうした事情などの説明は一切なかったという。

証券取引法違反だけでなく、詐欺(詐欺未遂)罪が成立する可能性もあるんじゃないでしょうか。少なくとも、こういった事実が明るみに出れば(実際に明るみに出ることは必至だったわけで)、株価が下がるという可能性をきちんと説明しないことは、それ自体が、不作為による「欺く行為」という評価が十分可能でしょう。

購入を依頼された企業首脳の一人は「言われるままに買っていれば、大きな損が出るところだった」と話している。

騙されかけた、ということになるでしょう。それにしても、ひどい話です。

成婚の朝「母は黙って抱きしめた」=皇后さま、きょう古希

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041020-00000792-jij-soci

成婚の日の朝、「父は『陛下と東宮様のみ心にそって生きるように』と言い、母は黙って抱きしめてくれました」と思い出を交えながら、45年を経た皇室での日々を振り返った。

黙って抱きしめてくれました、というところに、胸に迫るものを感じます。

法務博士の受け皿

小倉弁護士のブログ(10月20日)で、「公証人」の道が提案されています。

http://benli.cocolog-nifty.com/benli/

このプランは良いと思います。現在の公証人は、元裁判官や元検察官が、特に「儲かる」公証人ポストを独占しており、完全に「司法・法務利権」化していると思います。こういう現状は、当然、改善されるべきですし、公証人を志し、専門の訓練を受けた人が、現在よりも多くの人数で、かつ、より低コストでサービスを提供したほうが、国民にとっても利便性が高まります。遺言などで、手軽に身近な公証人のサービスが利用できるようになれば、便利でしょう。ただ、貸金業者が借り手から徹底的に収奪する手段として公正証書が利用されているような現状は、早急に改める必要があるでしょう。
公証人以外で、真面目に勉強したが司法試験には合格できなかった(あるいは、敢えて司法試験の道には進まなかった)法務博士に対しては、弁護士がフルサービスを提供できるのに対して、その一部に限定しつつも、社会の需要に応じられるような新たな資格を創設する、ということも検討すべきでしょう。一種の「準弁護士」のような資格を創設して、法廷外で(法廷内の仕事は弁護士がやるとして)、弁護士と連携しつつ、法律相談、各種書面の作成、相手方との交渉等は行えるといった資格があっても良いと思います。社会は、組織のトップや幹部を務めるような人だけで成り立っているわけではなく、中堅層というものも重要で、中堅の公務員、企業法務部員、警察官等が、そういった資格を評価されて仕事につき、自信を持ち、また、資格保有者として継続的に勉強、訓練を経ながら仕事をすると言うのも、一つの望ましい姿ではないかと思います。
国も、せっかくロースクールで一生懸命勉強した人たちですから、司法試験合格以外で処遇する方法も考えるべきではないでしょうか。

大阪矯正管区に公益費“上納” 神戸刑務所など6施設

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041020-00000007-kyodo-soci

大阪矯正管区は上納金を職員のレクリエーション費などに使い、各施設を監督すべき機関までもが“恩恵”を得ていた形だ。

受刑者や未決勾留者は、好きでそこにいるわけではないし、販売価格も、元々割高に設定している以上、利益が出たら、自分たちの私利私欲のために使うのではなく、受刑者や未決勾留者の待遇改善等に使うのが筋でしょう。
どうも、最近、法務省関係の機関の不祥事が目立ちますが、規律が乱れているのではないかと強く感じます。

伊能忠敬の地図、愛知県の旧家に 測量隊が200年前に製作

http://www.sankei.co.jp/news/041020/bun106.htm

伊能忠敬の人生は、「後半生」で一気に開花する、という意味で、画期的なものだと思います。以前、伊能忠敬の郷里の千葉県佐原市で、記念館を見学したことがありますが、興味深い人生であると感じました。

http://www.city.sawara.chiba.jp/kinenkan/

検索結果(私の場合)

奥村弁護士のブログで、

http://d.hatena.ne.jp/okumuraosaka/20041020#p5

「大阪 弁護士」でヒットすることが嘆かれていたので、試しに、グーグルで、「東京 弁護士」で検索してみると・・・

http://www.google.co.jp/search?hl=ja&c2coff=1&q=%E6%9D%B1%E4%BA%AC%E3%80%80%E5%BC%81%E8%AD%B7%E5%A3%AB&lr=

このブログは上から8番目で表示されますね、今のところ。
ただ、私のところには、業務に差し支えるような電話等は、今のところ、特にないです。別にビジネスにもつながっていませんが、そういう意図でやっているわけでもないので、全然意に介していません。事業意欲の旺盛な弁護士であれば、喜ぶんだろうと思いますが。
検索結果のせいと言うよりも、奥村弁護士がそれだけ人気者、ということのような気がします。