私と読書

私は、子供の頃から読書は好きで、その頃から平均よりは本を読むほうだったと思います。司法試験受験中は、受験勉強で忙しくて、一時、あまり本が読めませんでしたが、司法試験合格後、司法修習生の間は、時間に比較的余裕があったこともあり、かなり本を読んでいた記憶があります。
徐々に、歴史、特に日本史方面に関心が強くなり、それと、戦史については日本だけでなく世界で過去にあった有名な戦いなどについて関心が強くて、体系的な読書ではありませんが、興味に従って読む、という感じで現在に至っています。
戦史は特にそうですが、戦いの帰趨を決する分かれ目の時点で(後から振り返ってわかる、というものだと思いますが)、その局面に立った指揮官、指導者がどのような考えに基づいてどのような判断をしたかを、読書しながら追体験することは、自分自身の見方や判断力のようなものをより強化する上でも役立つように感じています。人生で、失敗ばかりはしていられませんから、先人の失敗に、歴史を通じて学ぶことは、自らが失敗しない上でかなり役立つものではないかと思います。
最近は、電子書籍が徐々に普及してきて、タブレットなどを持っていれば、合間の時間にちょっと読書したい、といった際に手軽に読書できるのは嬉しいことです。手持ちの紙の書籍は、徐々に自炊して電子書籍化し、将来、リタイアしたら、ノマド状態で日本や世界を巡りつつ、読書三昧の日々と送りたいと夢想しています。