来秋移行、高年層の78%が反対 保険証廃止に広がる懸念

来秋移行、高年層の78%が反対 保険証廃止に広がる懸念(共同通信) - Yahoo!ニュース

共同通信社世論調査で、現行の健康保険証を来年秋に廃止してマイナンバーカードに一本化する政府方針について、延期や撤回を求める声は60代以上の高年層が計78.4%に上り、年代別で最も多かった。デジタル機器に不慣れな高齢者の間で懸念が広がる実態が浮き彫りになった。

私自身としても、マイナンバーカード導入、普及による各種手続の効率化、合理化を否定するものではありませんが、あまりにも性急にマイナンバーカードへ一本化しようとし、しかも、そのマイナンバーカード自体が不手際により不正確なデータを混在させて運用されている現状では、高齢者でなくても不安、懸念を抱くでしょう。

デジタル庁に巣食っているような人々には、パソコンやスマートフォンを駆使し何でもそういうものでパパッと済ませるのが当たり前のことであっても、国民の中には、そういったことに馴染めずにいる人々が大勢いて、その人たちも主権者である国民ですから、自分たちだけを基準にしてデジタルデジタルと暴走するのもいい加減にしないと、国民の利益を大いに損なうことになりかねません。

デジタル、イコール絶対的な幸福、善という発想自体に疑問を投げかけるべき状況にあるように思います。