「国衆 戦国時代のもう一つの主役」

 

NHK大河ドラマ「どうする家康」を観ていると、国衆であった徳川家康(当時は松平元康)が、今川家と織田家の間で苦労する姿が描かれていて、国衆について何か読んでおこうと思い、これを読んでみました。

国衆が、戦国大名の領地の周縁部に位置しつつ、独立した領地の統治を行う一方で戦国大名に対し軍役を提供し保護を受けるという関係性が、具体的な国衆を紹介しつつ論じられていて、難解な部分もありましたが概ね理解できました。そういった国衆の姿と、大河ドラマでの徳川家康(松平元康)の姿がつながり、より理解しやすくなったように感じています。

そういう意味で、参考になる有益な読書でした。