叱られる息子をスマホで撮る母親…店で男が正座させる異様な光景 市「母子は良好関係」…数日後、息子死亡

叱られる息子をスマホで撮る母親…店で男が正座させる異様な光景 市「母子は良好関係」…数日後、息子死亡 | 埼玉新聞

捜査関係者によると、いずれも「3人で穴を掘って埋めたことは間違いない」と容疑を認めているという。

市内の飲食店などから「男児が店内の座席で正座をしながら食事を与えられずに説教を受けている」という内容だった。男児は母親のほか、夫婦とみられる男女2人の計4人で訪れ、男に叱責されている様子を母親がスマートフォンで撮影していたという。

市はそのような行為をしないように指導した上で、一時保護の必要性や生命の安否に関する危険性はないと判断。男児が通っていた保育園からも虐待の兆候について言及がなかったことから、保育園に異変が起きた際の報告を依頼していた。

このような悲惨な結果が発生したから、だからそれに至る経緯での関係者に責任があるとは即断できませんが、気の毒だったねで終わっては、悲惨な結果を今後の教訓へと生かしていくことができなくなります。

こういったケースに接して、私がいつも感じるのは、地域性や担当者の経験値等により、同種のケースに対しても対応が区々になりやすいのではないか、判断、対応にブレが出て、緩慢な対応に終わった場合に、悲惨なケースへと繋がりやすいのではないかということです。

警察では、過去の苦い経験に鑑みて、各警察署任せにせず、迅速に都道府県警察本部が関与することで、DVやストーカーといった事案により迅速、適切に対応しようとしていますが、児童虐待への対応でも、それは参考になりそうです。

危険性の判断は、将来への予測ですから誰がやっても難しいものですが、そうであるからこそ、判断、対応に当たって複数の、より適切な判断ができる担当者を入れて、的確な判断、対応ができるように精度を高める努力は不可欠でしょう。