池袋暴走あす判決 妻と娘失った男性の思い

https://news.yahoo.co.jp/articles/dda28e0e8628f97ccce70e72e718e0d62dd24511

2019年、東京・池袋で車が暴走し、親子2人が死亡するなどした事故の裁判で、2日、判決が言い渡されます。妻と娘を亡くした男性が今の思いを語りました。

こういったアクセルとブレーキの踏み間違いとされて起訴される事件は、時々、被告人が否認する「否認事件」になることがありますが、ポイントは、運転していた車両に不具合、異常がないかどうかということです。現在の車両では、様々な履歴が残るようになっていて、そうしたデータも事故時の状況を再現する上で活用されます。

捜査上、そういった側面について、慎重に調べられ不具合、異常がなかったことが客観的に解明されていれば、有罪は動かないでしょう。

また、過去の裁判例で、この種の死亡事故では執行猶予が付かない実刑に処せられているものが多く、本件では死亡被害者2名という重大な結果が生じていて、有罪、実刑になる可能性が相当高いと言えるでしょう。

ただ、有罪、実刑になったからと言って、亡くなった方々が戻ってくることはなく、ご遺族の悲しみは続きます。割り切れないもの、寂しさは長く人々の心の中に残ります。そういう残念さを改めて強く感じます。