除雪中の事故で今冬に59人死亡　記録的大雪で急増　目立つ屋根からの転落

死者59人は、記録的な少雪となった19年度（8人）の7倍超で、15年度（23人）▽16年度（45人）▽18年度（40人）――を既に上回る。平成以降で死者数が最多の113人に上った「平成18年豪雪」（05年度）のように、1シーズンの死者が100人を超える恐れもある。

こうした中、期待されるのが除雪ボランティアだ。国交省によると、除雪ボランティアセンターを設置したことがある自治体は年々増えている。18年度は96に上り、約10年前の10倍になった。

死者が増加傾向にあるようですが、高齢化が進み、かつては何とか除雪ができていた人々が、高齢化もあって除雪中に力尽きている、という側面もあるのではないでしょうか。

こうした大雪は一種の災害ですから、ボランティアだけに依存せず、都会で大規模に、元気な除雪作業参加者をきちんと報酬を出して募り（原資は公費から支出して）、バスに乗せてどんどん豪雪地帯に送り込む、というシステムを構築すべきでしょう。

大雪は今後も予想され、憂慮されるものがあります。