au、Apple Watchを単体で契約できる「ウォッチナンバー」 月350円から

ASCII.jp:au、Apple Watchを単体で契約できる「ウォッチナンバー」 月350円から

従来は、スマホApple Watchを同一の電話番号で利用していたわけだが、ファミリー共有設定では、CellularモデルのApple Watchに単独の電話番号を割り当てるため、キャリア側も料金プランを含めた対応が必要になったわけだ。

既存の制度、料金プランではこうした状況が想定されていなかっため、実際のプランとしてはスマホ向けの「ピタットプラン 4G LTE」が適用されるが、実際には「ナンバーシェアからの移行キャンペーン」として、最大12ヵ月、月1630円の割引が発生。Apple Watchの使い方で想定される月1GB以下のパケット利用時は、「家族割プラス」込みで、税抜月350円から利用できる形となっている。

 子供にスマートフォンを持たせるほどではないが(あるいは持たせたくはないが)、その位置情報を把握しておきたいし電話で話せるようにはしておきたい、という需要はかなりあるように思われます。そういうところに、このファミリー共有設定はうまく食い込もうとしているという印象を受けますね。

子供に限らず、老親に持ってもらうといった利用法もあります。スマートフォンでは「こんなもの使えない」と嫌がられても、時計なら老親にも持ってもらいやすく位置情報が把握でき、徘徊して行方不明になっても探しやすくなります。

auの料金体系上は、Apple Watchが1つのスマートフォンと同等になり、割引があるとはいえ割引前はこういう割高な料金になってしまいますが、eSIMがMVNOにも開放されれば、正に、格安料金でMVNOが切り込むべき分野と言えるでしょう。