ゴーン前会長「自分としての思いを言いたい」8日出廷へ

ゴーン前会長「自分としての思いを言いたい」8日出廷へ(朝日新聞デジタル) - Yahoo!ニュース

前会長の弁護人によると、地裁が勾留延長を決める際、延長却下を求める上申書を地裁に提出したが退けられた。このため、「きちんと主張に耳を傾けてもらいたい」と勾留理由開示の請求を決めたという。ゴーン前会長には1週間ほど前に提案し、前会長は「しっかり自分の言葉で主張したい」などと応じたという。弁護側は、理由開示を受け、勾留の取り消しを求める方針。

 私は、検事としても弁護人としても、勾留理由開示に立ち会ったことがありますが、これを行うことで勾留が取り消されることはまずなく(かつてはそういうこともあったようですが)、支援者の前に姿を現して激励を受けるとか、公開の法廷で意見を述べて正当性をアピールするといった目的で行われることが多いものです。

身柄を拘束された姿を法廷で見せることになり、ホワイトカラー犯罪でこの利用手続を利用することは、私が知る限り、ほとんどないですが、ゴーン氏の場合、記事にもあるように、公開の法廷で自らの主張を明確にしたいという希望が強いのでしょう。

ゴーン氏の自ら語る姿、その内容が公開の法廷で明らかになりますから、当然、注目されることになります。