エレベーター停止相次ぐ

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150531-00000002-jijp-soci.view-000

関東で最大震度5強の地震があった30日、東京都や神奈川県内では、地震後に超高層ビルなどでエレベーターが相次いで停止した。

昨夜の地震には驚きました。私は、たまたま所用で北関東方面にいたのですが、そこでも震度3程度の揺れはありました。テレビニュースで地震後の状況が報じられ始め、六本木ヒルズなどで高層階に多数の人が取り残されていることがわかって、知人が六本木ヒルズ49階にいることもフェイスブック経由で判明して心配したのですが、六本木ヒルズは程なくエレベーターが再開したようで大事に至らず良かったと思います。
とはいえ、関東で数千件のエレベーター停止がエレベーター会社に通報されたとも報じられていて、こういった地震の際のエレベーター停止は、かなり深刻な問題ではないかと感じました。六本木ヒルズのような大規模施設では復旧、救出も早いでしょうし、いざとなれば一晩くらい過ごすだけの食料や水、装備もありますが、古い雑居ビルのようなところで、人がいない土曜日の夜にエレベーターに閉じ込められ、たまたま外部への通信手段も持っていないといったことがあれば、エレベーターからの通報も故障でできない、といったことが重なれば、そこで閉じ込められた状態でしばらく過ごすといったことも起きかねません。さらに、その状態で体調でも悪くなれば、と考えると深刻さが強く感じられてきます。
自衛策としては、せめてスマートフォンや携帯電話など通信手段は常に持ち歩き万が一の場合に救助が求められるようにしておくことや、さらに言えば、そういった端末を複数、あるいはバッテリーを持っておいてバッテリー切れにならないようにすることくらいしか思いつきませんが、そういうリスクがある、ということは、私も頭の中に置いておく必要があると改めて思いました。